
出産が近づくにつれて、赤ちゃんと会えるのが楽しみな一方で、出産の痛みが怖いな…と感じる方もいるはず。
そんな時、ママも赤ちゃんも最高に幸せなお産ができるという、ソフロロジー式分娩の考え方を知り、
お産って怖いものじゃないのかも…!と思い始めました。
そこで、この記事では、
・具体的に何をするの?
・どうやって練習したらいい?
とお悩みの方に向けて、ソフロロジー式分娩の概要と、初産の私が独学で実践している練習方法について紹介します。
やることはとてもシンプルなものですが、出産に対するイメージがポジティブになること間違いなしです!
ソフロロジー式分娩とは?
ソフロロジーとは、ラテン語の造語で、心を安定してリラックスする学問のこと。
この考え方をお産にも取り入れたものが、ソフロロジー式分娩で、リラックスした状態でのお産を目的にした出産方法です。
具体的には、
- 妊娠中から赤ちゃんのことを意識したイメージトレーニングを行い、母性を育てる
- ソフロロジーによる呼吸法のトレーニングにより、心と身体をリラックスさせる
- 出産に対する不安を取り除いた、穏やかなお産
- 赤ちゃんへの母性で陣痛の痛みを乗り越える、愛情に満ちたお産
- ママと赤ちゃんが一緒になって自分のペースでコントロールできる、自然なお産
ソフロロジー式分娩は、何か特別なことを行うというよりは、
妊娠中からどれだけ赤ちゃんとの絆を深めることができるか
お産の際にどれだけリラックスした状態を作れるか
が重要で、そのために日々の練習が必要になります。
ソフロロジー式分娩のメリット
ソフロロジー式分娩のメリットは、次のとおり。
出産のイメージがポジティブになる
出産時の体力消耗が少ない
産まれてくる赤ちゃんが元気
ママと赤ちゃんとの絆が強くなる
出産のイメージがポジティブになる
陣痛は「赤ちゃんが産まれるための大切なエネルギー」と捉え、赤ちゃんのことを意識したイメージトレーニングをすることで、
陣痛があるから赤ちゃんと会える!
赤ちゃんが懸命に産まれ出ようとしているから支えよう!
と前向きな気持ちになり、陣痛を「うれしい痛み」だと感じることができます。
出産時の体力消耗が少ない
身体全体をリラックスし、ゆっくりと息を吐く呼吸に集中することで、陣痛の痛みを上手くコントロールできます。
ママの身体に余計な力が入らないので、出産による体力消耗が少なく、産後の回復力も早いと言われています。
産まれてくる赤ちゃんが元気
ソフロロジー式の呼吸を行うことで、ママがリラックスした状態で、穏やかなお産ができるので、赤ちゃんに十分に酸素がいきわたります。
産道もやわらかくなるため、赤ちゃんがスムーズに出てくることができます。
ママと赤ちゃんとの絆が強くなる
妊娠中から、赤ちゃんのことを大切にするイメージトレーニングをすることで、ママと赤ちゃんの絆を深めることができます。
赤ちゃんの誕生時には既に母性が確立している
ソフロロジー式により、赤ちゃんと一緒にお産を乗り越えたという充実感に満たされる
これにより、出産後から、愛情たっぷりな状態で、スムーズに育児をスタートすることができます。
ソフロロジー式で出産するためにやること
ソフロロジー式で産むためには、妊娠中から、次のことを練習する必要があります。
イメージトレーニング
呼吸法
イメージトレーニング
専用のイメージトレーニング用BGMを聴きながら、お腹の中の赤ちゃんの存在を意識します。
赤ちゃんが子宮の中で温かく包まれているところ
指しゃぶりをしたり、羊水の中をクルクル回っているところ
出産後、赤ちゃんを抱っこしているところ
赤ちゃんと幸せに暮らしているところ
などをイメージすることで、赤ちゃんを愛おしく想う母性を育てましょう。
ここで赤ちゃんに早く会いたい!という気持ちをしっかりと強めておくことで、前向きな気持ちでのお産に繋がります。
イメージトレーニングは、リラックスできる優しい音楽を聴きながらでも充分に練習はできますが、
専用のイメージトレーニング用BGMのナレーションに沿って、練習すると、より簡単にイメトレができますよ。
呼吸法
ソフロロジー式の呼吸法の基本は、
鼻から吸って、口から深くゆっくりと息を吐くこと!
お産の時に自然に実践できるように、繰り返し練習をしておくことが大切です。
ソフロロジー式の呼吸法は、
イメトレのBGMを聴きながら
ヨガやストレッチをしながら
静かな場所でリラックスしながら
など色んな方法・場所で練習できます。
後ほど詳しく紹介しますが、ソフロロジー出産という本では、
基本の呼吸法と、分娩段階に応じた3つの呼吸法が紹介されています。
本の中でも、使い分けは絶対ではなく、長く息を吐くことを意識すればよいと言われています。
初産の私の独学での実践方法
私の産院では、ソフロロジー式分娩は取り入れていないので、本や音源を活用しながら、独学で練習しています。
お産の進み方・ソフロロジー式の考え方について知る
始めに、陣痛がきてからお産が進むまでの流れを把握しておくことが大切になります。
お産の流れを把握しておくことで、今赤ちゃんがどのように頑張って産まれようとしているのかが分かり、お産中の赤ちゃんの状況をイメージしやすくなります。
まずは、基本的なお産の知識を得たうえで、ソフロロジーの考え方や呼吸法などについて勉強していきましょう!
ソフロロジー式でのお産を実践するために、参考にしている本はこちら。
ソフロロジー式分娩についての概要
ソフロロジーを意識した妊娠経過月齢ごとの過ごし方
お産の進み方・産後の変化
呼吸法・イメトレ・エクササイズの方法
について丁寧に書かれています。
ソフロロジー式の専用BGMでイメトレと呼吸法を練習する
実際のイメージトレーニングは、専用のBGMを聴くのがおすすめ。
この音声には、解説付きとBGMのみの2種類が含まれています。
音声ダウンロード後は、Amazon Musicのアプリで、いつでもどこでも視聴可能です。
ナレーションの解説付き音源を聴くと、次のような練習ができます。
全身を順に脱力しリラックスする練習
好きなことに神経を集中させる精神統一の練習
お腹の中の赤ちゃんをイメージする練習
陣痛がきた際のイメージの練習
解説付きの音声を聴き流すだけで、誰でも簡単にイメージトレーニングの練習ができるんです!
イメージトレーニングをする際には、ゆっくりと息を吐く呼吸法も意識して繰り返し練習しましょう。
出産時に意識すること
ソフロロジー式で、穏やかなお産をするためには、
心と身体はリラックス・頭の中は大好きな赤ちゃんのことでいっぱいな状態を作ることが大切。
出産のときには、息を深くゆっくりと吐きながら、次のようなことを意識してみましょう。
お産はママと赤ちゃんのはじめての共同作業
赤ちゃんに十分な酸素を与えられるのはママだけ
強い陣痛=赤ちゃんが産まれたい!という気持ち
陣痛の合間は身体を脱力してリラックス
息を吐くたびに子宮や産道が広がり、赤ちゃんがスルっと通るイメージをする
「頑張ってるよ」「上手だよ」「もうちょっとで会えるよ」と赤ちゃんを褒めて応援する
妊娠中のイメージトレーニングで赤ちゃんを愛おしく想う気持ちをしっかりと育て、
お産の際には、そんな愛おしい宝物を迎え入れる気持ちを持って、赤ちゃんと一緒に頑張りたいですね!
最後に:ソフロロジーでママにも赤ちゃんにも優しいお産を
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回は、ソフロロジー式の概要や妊娠中からの練習方法などについて、お伝えしました。
ソフロロジー式分娩のメリット
出産のイメージがポジティブになる
出産時の体力消耗が少ない
産まれてくる赤ちゃんが元気
ママと赤ちゃんとの絆が強くなる
ソフロロジーで出産するために練習すること
イメージトレーニング
呼吸法
ソフロロジー式分娩は、出産方法というより、
妊娠中に赤ちゃんへの愛おしさを育て、絆を深める
出産中はリラックスして、赤ちゃんと会える喜びを感じながら陣痛を乗り越える
いかにこれを実践できるかが大切になってきます。
妊娠中に赤ちゃんのことを考え話しかけるだけでも、幸せな気持ち包まれ、良いリラックスタイムになります。
せっかくお産という貴重な体験をするので、怖い…と怯える日々を過ごすより、
毎日、赤ちゃんが愛おしいな・早く会いたいなと思いながら過ごす方が、マタニティライフも充実したものになるはずです♪